寄稿コラム 「時が来た! 今がその時!」

 

「時が来た! 今がその時!」

韓国エンターテインメント・ナビゲーター:田代親世

リュ・ジョンハンさんの舞台を初めて見たのは、2006年来日公演の『ジキル&ハイド』でした。その来日公演PRのための取材で私はインタビューをしていて、その流れで見たわけです。

すでに何本もの映画出演で知られていたチョ・スンウさんのことばかりがクローズアップされていた中、幕が開いたリュ・ジョンハンさんの舞台。あまりにうまいというか、歌声のパワーがすごくてびっくりしました。
「この人、何?すごいー!こんなすごい歌声聞いたことない~」っと、その時から‘リュ・ジョンハン’というミュージカル俳優の名前が私の頭の中にインプットされました。その後韓国ではチョ・スンウの活躍でミュージカルが注目されてきているというニュースを見るにつけ、あの歌のすごかったリュ・ジョンハンさんはどうしているんだろう~となんとなく気になっていて、翌2007年に韓国ミュージカル大賞で主演男優賞を受賞したのをニュースで見て、やっぱりねえ、獲る人だと思ったわと思いながらも、舞台を見てはいなかったのです。

時はちょうど韓流ブーム真っ盛りで、ドラマ・映画関連の仕事が忙しく、仕事で何度も韓国に行っていたのに、韓国で舞台を見る~というまでにはなかなかいかなかったんですね。今となっては、あ~あの当時から見ていれば……、とものすごく悔やまれます。その後、ドラマ俳優やKPOPスターたちがミュージカルに挑戦するようになり、それをきっかけに、私も韓国でミュージカルを積極的に観るようになったのですが、2012年の『エリザベート』の韓国初演の時も、リュ・ジョンハンさんもトートやってるんだ~とその名前に心惹かれながらも、一回しか見るチャンスのない日程で、韓流ライターとしてはやっぱりジュンスを見ておかなくてはと、ジュンスで見ていた私。私がようやく再びリュ・ジョンハンさんを見るようになったのは2013年の初演の『レベッカ』からでした。以前よりさらに素敵になったリュ・ジョンハンさんの歌声とビジュアルに耳も目もくぎ付け。まさに落ちました。
そこからは毎回の舞台を欠かさず見に行くようになりました。

でも、見ていなかった7年の間にも彼はすごい舞台をいくつもやっていたわけで…。しかしどんなに後悔しても過ぎた舞台は戻ってきません。舞台は生モノ。ドラマや映画と違って、遅くファンになると昔の作品を見返すことはできないのです。このように、気が付くのが遅いと後悔が多いわけです。だから、少しでもその悔いを減らすために、どうか早く気が付いて観てほしいのです!
元々ミュージカルに興味がない人に無理やり薦めはしませんが、歌や舞台、ミュージカルというジャンルが好きなら、韓国ミュージカルはぜひ見てみるべきです。私のイチオシはリュ・ジョンハンさんですが、韓国には本当にキラ星のごとくに実力のある素敵なミュージカル俳優さんがたくさんいて、あなたの胸を高鳴らせてくれるはず。この世界を知れば人生の楽しみがさらに増えると思います。私もそうでした。韓国はドラマも映画も魅力いっぱいですが、生の舞台を見始めると、その情熱的な歌とパフォーマンスの魅力に取りつかれてしまいます。見るたびに違う一期一会なところもまた惹かれるんですよね。

というわけで、あなたも、どうか、早く出会ってくださいね。こうして今回リュ・ジョンハンさんの日本サイトも出来たわけですし、時が来ました! 今がその時です!

 

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