【記事翻訳】ミュージカル『シラノ』キャスティング公開~リュ・ジョンハン・チェ・ジェウン、イ・ギュヒョン、チョ・ヒョンギュンがタイトルロール~
ミュージカル『シラノ』キャスティング公開~リュ・ジョンハン・チェ・ジェウン、イ・ギュヒョン、チョ・ヒョンギュンがタイトルロール~
2019.06.03 [ニュースカルチャー、イ・ソルヒ記者]
『シラノ』のキャスティングが公開された。
『シラノ』は世界的に数多くの映画やドラマ等のモチーフになったフランスの劇作家エドモン・ロスタンの戯曲『シラノ・ド・ベルジュラック』(1897)を原作としたミュージカルだ。2017年、韓国で初演された当時、デビュー20周年を迎えた俳優リュ・ジョンハンがプロデューサーとして参加し話題を集めた今作は、第2回韓国ミュージカルアワーズ主演男優賞、2017ステージトークオーディエンスチョイスアワード「最高のライセンスミュージカル」部門を受賞するなど、他のどの作品にもない、愉快でありながらも美しく新しいロマンスを提供したとの評価を得た。
鮮やかな弁舌と優れた剣術を備えた乱暴な天才だが、愛の前では美しい言葉を吐き出すロマンチスト、シラノ役にはリュ・ジョンハン、チェ・ジェウン、イ・ギュヒョン、チョ・ヒョンギュンがキャスティングされた。本人の信念にしたがい行動する男だが、大きくて醜い鼻のせいで本心を隠したまま、自分だけの方法で愛を伝えるロマンチスト、シラノを通じて、観客の心を溶かす予定だ。
前シーズンの『シラノ』を通じて、ミュージカルプロデューサーとして完璧なデビューを果たすと共に主人公のシラノとしても舞台に立った韓国を代表するミュージカル俳優リュ・ジョンハンは、評価にたがわない演技力と圧倒的な歌唱力、ハイレベルな舞台マナーで観客からの愛を一身に受け、最高のシラノという評価を得た。プロデュースの実力まで認められた彼は2019シーズンで再びシラノ役を演じ、陣頭指揮を執る予定だ。
リュ・ジョンハンは「長い間、待って下さって感謝している。『シラノ』が2年ぶりに戻ってくることになり、感無量だ。本当に幸せで楽しい。初演の時に足りなかったドラマや完成度を上げるために最善をつくして努力するので、たくさん愛してほしい」と作品に対する格別な愛情を表現した。
ソフトなカリスマと快活な魅力を持つ俳優チェ・ジェウンが新しいシラノに合流する。ミュージカル『あの日々』、『砂時計』『ザ・キャッスル』等の作品と共に、様々なドラマに出演し、しっかりとした演技力とキャラクター分析力が認められたチェ・ジェウンは、「できることは最善を尽くして頑張り、不足している部分は一生懸命勉強して打開していきたい」とシラノ役に対する固い意志を表した。どんな作品でも完璧な姿で最高の舞台を届けてきたチェ・ジェウンはシラノを通じて、観客に新しい魅力とエナジーを見せるだろうと期待を集めている。
ミュージカル『ジェントルマンズ・ガイド:愛と殺人編(紳士のための愛と殺人の手引き)』『ファンレター』等の舞台やtvNのドラマ『刑務所のルールブック』『秘密の森』等、舞台とお茶の間を縦横無尽に行き来するイ・ギュヒョンもまた、シラノ役として合流する。幅広い演技力で様々なキャラクターを演じ分け、作品ごとに人並外れたキャラクター消化力を見せ、人気俳優として勢いに乗る彼は「人生で一度、出会えるか出会えないかの役を演じることになり、光栄だ」と感想を述べた。イ・ギュヒョンは彼なりの魅力をもとに新しいシラノを誕生させる予定だ。
最後にミュージカル『ヘドウィグ』『ロッキー・ホラー・ショー』『HOPE』『ザ・デビル』などの作品で愉快な魅力を披露し、豊富な感情表現と爆発的な歌唱力で観客を虜にしてきたチョ・ヒョンギュンがシラノ役を共にする。様々なジャンルを行き来し、吸引力をもつ演技を見せる彼は「あまりにも素晴らしい作品で、よい役を演じることになり、とても緊張する。原作に忠実に準備をして演じたい」と緊張しながら感想を伝え、シラノに対する期待を述べた。
シラノとクリスチャンの愛を一身に受ける愛らしく美しい女性ロクサーヌ役には、パク・チヨンとナ・ハナがダブルダブルキャスティングされた。パク・チヨンはミュージカル『メイビー、ハッピーエンド』から最近終了したSBSのドラマ『ヘチ(原題)』などの作品で印象深い演技と、観客を武装解除させる魅力を披露し、信頼のおける俳優として大衆の心に刻まれた。パク・チヨンは「これまでにも作品の中でたくさんの愛を経験してきたが、『シラノ』でのロクサーヌの愛はより特別に感じる」という期待感を伝え、特有の愛らしさと気品のある音色で美しい女性ロクサーヌを表現する予定だ。
澄んだ瞳と清潔でクリアな音色を持つナ・ハナはミュージカル『光化門恋歌』『シデレウス』等の作品で強い存在感を見せ、名脇役として急上昇し、新しいロクサーヌに最適だという評価を受けた。卓越した歌唱力とスター性が認められた新鋭ナ・ハナは「戯曲の原作自体、とても好きな作品だ。忠実に表現したいし、私だけの個性を盛り込み、新しいロクサーヌをご覧いただけるように最善を尽くす」と感想を述べた。
秀でた容姿をしているが、口下手で気持ちを表現できず、シラノの助けを借りてロクサーヌの心をつかむクリスチャン役にはソン・ウォングンとキム・ヨンハンが確定した。すらっとした長身、美男子なのはもちろん、ずば抜けた演技力まで兼ね備えた2人の新しいクリスチャンに観客の注目が集まっている。
ミュージカル『あしながおじさん』『ストーリー・オブ・マイライフ』等の作品で、ソフトで繊細な演技で愛されてきたソン・ウォングンは最近終了したTV朝鮮の特別企画ドラマ『バベル(原題)』では、堅固な演技経験による存在感を発揮し好評を得た。劇中のキャラクターとのシンクロ率100%という評価を得て、クリスチャン役に決まった彼は「カッコ良くなければできないクリスチャン役を演じることになり、家門の栄光だ」とし、「シラノの中の美しいセリフの数々が私の胸に刻まれると思うと、本当に楽しみだ」と感想を述べた。
ソウル芸術団員出身のキム・ヨンハンがソン・ウォングンと共にダブルキャスティングされた。彼はミュージカル『ユン・ドンジュ、月を射る』『神と共に』等の作品で、すらりとした外見に安定した演技力で舞台を意のままにする歌唱力まで兼ね備え、観客からたくさん愛されてきた。彼は「シラノを通じて観客の皆さんと出会うことになり、楽しみでワクワクしている。よい演技をお見せできるように最善を尽くす」と抱負を語り、観客の興味をそそった。
『シラノ』は来る8月10日からソウル光林アートセンター、BBCH ホールで公演される。来る6月11日、1次チケットの発売が開始される。
イ・ソルヒ記者
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翻訳:リュ・ジョンハンプロジェクト事務局